書き上げたけれどまだ誰にも見せていない小説。それを勝手に世に出されてしまったら、著作者はどう感じるでしょうか。
先生、まだ誰にも見せていない日記とか小説を、友達が勝手にみんなに見せちゃったらどうなるのぉ?
それはまさに 公表権 に関わる話ね。
つまり、公表するかどうか、そしてどのタイミング・方法で公表するかを決められるのは著作者本人だけ、という理解で合っていますか?
合っているわ、エマさん。
だから未公表の著作物を著作者に無断で公表してしまうと、この公表権を侵害することになるのよ。
えーっ、じゃあ友達が『良かれと思って』勝手に発表しちゃっても、それはアウトってことですか?
その通りよ。
悪気がなくても、著作者本人の意思を無視して公表すれば公表権の侵害になり得るの。
ここは試験で問われます。
確認クイズ
未公表の小説を著作者に無断で公表した場合、侵害される権利として最も適切なものはどれか。
- 複製権
- 公表権
- 氏名表示権
- 貸与権
こたえを見る
正解: 2. 公表権
正解は2。公表権(18条)は、未公表の著作物を公表するかどうか、公表する場合の時期・方法を決定する権利であり、無断で未公表著作物を公表する行為はこの権利を侵害する。