著作者人格権を学んだところで、今度はもう一方の柱、お金に関わる「著作権(財産権)」の全体像を見ていきましょう。
先生、著作権法の教科書には 支分権 という言葉が出てきますが、これはどういう意味ですか?
良い質問ね。
著作権(財産権)は、複製権を筆頭に、上演権や公衆送信権などたくさんの個別の権利の束(たば)としてできているの。
その一つひとつを支分権と呼ぶのよ。
束って、要は色んな権利がセットになってるってことですか?
その通り。
そして著作者人格権との大きな違いは、著作権(財産権)は他人に譲渡したり、相続させたりできるという点なのよ。
ほぇ〜…人格権は本人だけのものだったけど、財産権はお財布と同じでほかの人に渡せるんですねぇ。
その理解でばっちりよ、ゆらさん。
ここは試験で問われます。
人格権=譲渡不可、財産権=譲渡・相続可、という対比を必ず覚えておいてね。
確認クイズ
著作権(財産権)に関する説明として正しいものはどれか。
- 著作権(財産権)は複製権など複数の支分権の束であり、譲渡・相続が可能である
- 著作権(財産権)も著作者人格権と同様に譲渡できない
- 著作権(財産権)は常に国に帰属する
- 著作権(財産権)には複製権は含まれない
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正解: 1. 著作権(財産権)は複製権など複数の支分権の束であり、譲渡・相続が可能である
正解は1。著作権(財産権)は複製権をはじめとする複数の支分権の束であり、著作者人格権と異なり譲渡・相続が可能である。2、3、4はいずれも誤り。