出願審査請求がされると、審査官による実体審査が始まります。ここで特許要件を満たしていないと判断されるとどうなるのでしょうか。
審査ってどんなことをチェックされるの?
審査官が、これまで学んできた新規性や進歩性、産業上利用可能性、先願、不特許事由に該当しないかなど、さまざまな特許要件を確認するのよ。
もし要件を満たしていないと判断されたら、いきなり不合格になっちゃうんですかぁ?
いいえ、いきなり終わりにはならないの。
審査官が拒絶すべきと判断した場合は、まず拒絶理由通知が出願人に送られるのよ。
つまり出願人には、その拒絶理由に対して反論したり、内容を見直したりするチャンスが用意されている、ということですね。
その通りよ。
出願人は意見書を提出して反論したり、補正書を提出して特許請求の範囲や明細書の記載を修正したりして応答できるの。
よっしゃ、一発アウトじゃなくて、ちゃんと言い返すチャンスがあるってことだね!
確認クイズ
実体審査と拒絶理由通知に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 審査官が拒絶すべきと判断した場合、出願人に反論の機会を与えずに直ちに拒絶査定がなされる
- 拒絶理由通知を受けた出願人は、意見書や補正書を提出して応答することができる
- 実体審査では、書類の形式的な不備のみが確認され、新規性や進歩性は審査されない
- 拒絶理由通知は、出願人以外の第三者にのみ送付される
こたえを見る
正解: 2. 拒絶理由通知を受けた出願人は、意見書や補正書を提出して応答することができる
正解は2。拒絶理由通知を受けた出願人は、意見書や補正書を提出して反論・修正を行うことができる。反論の機会を与えないとする選択肢1、実体審査の内容を誤る選択肢3、通知先を誤る選択肢4は誤り。