発明とは何か

特許法2条が定める発明の定義と、発明に当たらないものの具体例を整理します。

知的財産のなかでも特許制度の土台になるのが「発明」という言葉です。まずは特許法が発明をどう定義しているのか、丁寧に見ていきましょう。

雷門 あかり(普段) 雷門 あかり

先生、そもそも「発明」ってなに?
新しい機械を作ったら、なんでも発明になるの?

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

いいところに気づいたわね。特許法2条は、発明を「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義しているの。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

補足すると、この定義には「自然法則を利用していること」「技術的な思想の創作であること」「高度なものであること」という要素が含まれていますね。

紫藤 ゆら(普段) 紫藤 ゆら

でも、自然法則そのものとか、ただ見つけただけのものは発明じゃないんですかぁ?

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

鋭いわね、ゆらさん。
エネルギー保存の法則のような自然法則自体は発明ではないの。
それに、山の中に眠っていた鉱物を見つけただけのような単なる発見も、発明とは扱われないのよ。

雷門 あかり(びっくり) 雷門 あかり

えーっ!
じゃあ新しいゲームのルールを考えたり、計算のやり方を思いついたりするのも発明じゃないってこと?

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

その通りです。
計算方法そのものや、ゲームのルールのような人為的な取り決めは、自然法則を利用していないので発明には当たりません。

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

まとめると、自然法則を利用した技術的なアイデアであることが発明のスタートライン。
ここは試験でもよく問われるところよ。

確認クイズ

特許法上の「発明」に該当しないものとして、最も適切なものはどれか。

  1. 新しい構造を持つ工作機械
  2. 自然界に存在する鉱物をそのまま発見したもの
  3. 従来品より耐久性を高めた素材の製法
  4. 特定の課題を解決する新しい製造装置
こたえを見る

正解: 2. 自然界に存在する鉱物をそのまま発見したもの

正解は2。単なる発見は自然法則を利用した技術的思想の「創作」にあたらないため、特許法上の発明には該当しない。他の選択肢はいずれも技術的思想の創作といえる。

白銀エマ、雷門あかりが体育館でバドミントンを楽しむ様子

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