特許と実用新案の比較

保護対象・審査の有無・存続期間・進歩性の水準など、特許と実用新案の違いを一覧で整理します。

ここまで学んできた特許と実用新案の違いを、最後に整理して比較してみましょう。両方の制度を横断的に理解することが試験対策の近道です。

雷門 あかり(普段) 雷門 あかり

特許と実用新案、結局どこがどう違うのか、まだちょっとごちゃごちゃしてるんだよね。

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

それなら、いくつかの軸で比較してみましょう。
まず保護の対象が違うわ。
特許は「発明」、実用新案は物品の形状・構造等に関する「考案」を保護するのよ。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

審査の有無も大きな違いですね。
特許は新規性や進歩性を含む実体審査を経ますが、実用新案は無審査登録主義で、実体審査を経ずに登録されます。

紫藤 ゆら(普段) 紫藤 ゆら

存続期間もたしか違いましたよねぇ?

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

よく覚えていたわね、ゆらさん。
存続期間は、特許が出願日から20年、実用新案が出願日から10年と、特許の方が長いのよ。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

それから、進歩性の水準にも違いがあります。
実用新案は特許に比べて、考案としてのハードルがやや低く設定されているとされていますね。

雷門 あかり(笑い) 雷門 あかり

へぇ、審査なしで早く登録できる代わりに、守られる期間は短めってバランスなんだね。

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

その理解でバッチリよ。
ライフサイクルの短い製品には実用新案、長く独占したい重要な技術には特許、というふうに使い分けることもできるの。
この比較は試験でとても問われやすいから、必ず整理しておいてね。

確認クイズ

特許と実用新案の比較に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 特許・実用新案とも、存続期間はいずれも出願日から20年である
  2. 特許は実体審査を経て登録されるが、実用新案は無審査登録主義を採る
  3. 実用新案は「発明」を、特許は「考案」を保護対象とする
  4. 特許・実用新案とも、新規性・進歩性の実体審査を必ず経て登録される
こたえを見る

正解: 2. 特許は実体審査を経て登録されるが、実用新案は無審査登録主義を採る

正解は2。特許は実体審査を経て登録されるが、実用新案は無審査登録主義を採り実体審査を経ない。存続期間は特許20年・実用新案10年で異なるため選択肢1は誤り、保護対象が逆になっている選択肢3、実用新案も実体審査ありとする選択肢4も誤り。

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