工業上利用可能性

意匠登録の第一要件、「工業上利用できる意匠」であることの意味と具体例を確認する。

どんなに美しいデザインでも、意匠登録を受けるにはいくつかの要件を満たす必要があります。まずは基本となる要件から見ていきましょう。

雷門 あかり(普段) 雷門 あかり

先生、意匠登録するにはまず何が必要なんですか?

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

最初の要件が工業上利用可能性よ。

紫藤 ゆら(びっくり) 紫藤 ゆら

わぁ…ということは、世界に1つしかない一点ものの美術品みたいなデザインは意匠にならないのぉ?

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

鋭いわね、その通りよ。
純粋な美術の一品制作物のように量産を予定していないものは、工業上利用可能性を満たさないと判断されるの。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

補足すると、量産できる可能性があれば足り、実際に量産されている必要まではないという理解で合っていますか?

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

ええ、その理解で正しいわ。
図面や写真から同一物を反復して作り出せる状態にあれば要件を満たすの。
ここは試験で問われます。

雷門 あかり(笑い) 雷門 あかり

よっしゃ、分かった気がする!
要は「同じものをたくさん作れるデザインかどうか」がポイントってことか!

確認クイズ

意匠登録における「工業上利用可能性」の説明として正しいものはどれか。

  1. すでに販売実績があることが必要である
  2. 工業的方法により同一物を反復して量産できる意匠であること
  3. 著作物として登録されていないことが必要である
  4. 出願人が製造業者であることが必要である
こたえを見る

正解: 2. 工業的方法により同一物を反復して量産できる意匠であること

正解は2。工業上利用可能性は工業的方法で同一物を反復量産できる意匠であることを意味し、実際の販売実績や出願人の属性は要件ではない。1・3・4はいずれも要件として誤り。

紫藤ゆら、雷門あかりが浴衣で花火鑑賞を楽しむ様子

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